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歓
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よろこび
ふりがな文庫
“
歓
(
よろこび
)” の例文
旧字:
歡
けれ共、その心を
探
(
さぐ
)
り入って見た時に、未だ若く、
歓
(
よろこび
)
に酔うて居る私共でさえ面を被うて、たよりない涙に※ぶ様になる程であるか。
大いなるもの
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
親戚
(
しんせき
)
朋友
(
ほうゆう
)
の注意すべきことなり。
一度
(
ひとた
)
び互に婚姻すればただ双方
両家
(
りょうけ
)
の
好
(
よしみ
)
のみならず、親戚の親戚に達して同時に幾家の
歓
(
よろこび
)
を共にすべし。
旧藩情
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
汝今日の狂喜は他日汝の裏に熟して荘重深沈なる
歓
(
よろこび
)
と化し汝の心はまさに
凞
(
たの
)
しき千象の宮、静かなる
万籟
(
ばんらい
)
の殿たるべし。
小春
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
遠く行く情人の足を蹈み
止
(
とゞ
)
まらすもの、猛く勇む
雄士
(
ますらを
)
の心を弱くするもの、情
差
(
たが
)
ひ
歓
(
よろこび
)
薄らぎたる間柄を
緊
(
し
)
め固うするもの、涙の
外
(
ほか
)
には求めがたし。人世涙あるは原頭に水あるが如し。
山庵雑記
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
茶山は良夜には会したけれども、
歓
(
よろこび
)
を成すことを得なかつた。それは半月前に姪孫女を失つたからである。わたくしは系図と茶山の書牘とに由つて、此女児の誰なるかを検せようとした。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
歓
(
よろこび
)
の
場
(
にわ
)
へも導け。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
歓
常用漢字
中学
部首:⽋
15画
“歓”を含む語句
歓喜
合歓
歓待
歓迎
歓楽
歓語
合歓花
歓呼
歓声
合歓木
歓迎会
歓宴
大歓喜
歓心
交歓
歓喜天
大歓迎
歓会
鬼歓
歓送迎門
...