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歓待
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もてなし
ふりがな文庫
“
歓待
(
もてなし
)” の例文
誠心
(
まごころ
)
のこもった主人の態度や
愛嬌
(
あいきょう
)
溢れる娘の
歓待
(
もてなし
)
は、彼の心を楽しいものにした。殊にお露が
機会
(
おり
)
あるごとに彼へ示す恋の眼使いは、彼の心を
陶然
(
とうぜん
)
とさせた。
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
酒肴
(
しゅこう
)
も座が狭くなるほどにも運び出すような
歓待
(
もてなし
)
ぶりをしたのを、卑しい従者らは大恩恵に
逢
(
あ
)
ったように思って喜んだから、主人の少将もけっこうなことに思い
源氏物語:52 東屋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
無理に内へ連れ込んで、湯に入れるやら、着物を着せ換えるやら、家内が総がかりで下へも置かない
歓待
(
もてなし
)
に、乞食は面食らった。嬉しいのを通り越して、かれは怖ろしくなった。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ただその
際
(
さい
)
何
(
なに
)
より
好都合
(
こうつごう
)
であったのは、
姫
(
ひめ
)
の
父君
(
ちちぎみ
)
が
珍
(
めず
)
らしく
国元
(
くにもと
)
へ
帰
(
かえ
)
って
居
(
お
)
られたことで、
御自身
(
ごじしん
)
采配
(
さいはい
)
を
振
(
ふ
)
って
家人
(
がじん
)
を
指図
(
さしず
)
し、
心限
(
こころかぎ
)
りの
歓待
(
もてなし
)
をされた
為
(
た
)
めに、
少
(
すこ
)
しの
手落
(
ておち
)
もなかったそうでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
その
歓待
(
もてなし
)
、昨日にも増り(以下原文十行抹殺)。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
▼ もっと見る
重々しい身でわざわざこの山寺へ訪ねて来てくれたとしてあらんかぎりの
歓待
(
もてなし
)
をした。
源氏物語:56 夢の浮橋
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“歓待”の意味
《名詞》
歓 待(かんたい)
心を込めてもてなすこと。
(出典:Wiktionary)
歓
常用漢字
中学
部首:⽋
15画
待
常用漢字
小3
部首:⼻
9画
“歓待”で始まる語句
歓待役