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根下
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ねさが
ふりがな文庫
“
根下
(
ねさが
)” の例文
さまざまな
玩具
(
おもちゃ
)
を手にさげたその中には
根下
(
ねさが
)
りの
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しや
印半纏
(
しるしばんてん
)
の
頭
(
かしら
)
なども
交
(
まじ
)
っていて、
幾艘
(
いくそう
)
の
早舟
(
はやぶね
)
は
櫓
(
ろ
)
の音を
揃
(
そろ
)
え、
碇泊
(
ていはく
)
した
荷舟
(
にぶね
)
の間をば声を掛け合い、
静
(
しずか
)
な
潮
(
うしお
)
に従って流れて行く。
深川の唄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
根下
(
ねさが
)
りの丸髷に大きな
珊瑚珠
(
さんごじゅ
)
の
簪
(
かんざし
)
を挿し、
鼈甲
(
べっこう
)
の
櫛
(
くし
)
をさしていた、ことさらに私の眼についているのは、大きくとった前髪のあまりを、ふっさりきって二つにわけ、
前額
(
ひたい
)
の方へさげている。
旧聞日本橋:16 最初の外国保険詐欺
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
後向
(
うしろむき
)
だったから、顔は分らなかったが、
根下
(
ねさが
)
りの
銀杏返
(
いちょうがえ
)
しで、
黒縮緬
(
くろちりめん
)
だか何だかの小さな紋の附いた羽織を着て、ベタリと坐ってる後姿が何となく好かったが、私がお神さんと物を言ってる間
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
根下
(
ねさが
)
りの
丸髷
(
まるまげ
)
思ふさま
髱後
(
たぼうしろ
)
に
突出
(
つきいだ
)
し
前髪
(
まえがみ
)
を短く切りて
額
(
ひたい
)
の上に
垂
(
た
)
らしたり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“根”で始まる語句
根
根柢
根性
根方
根元
根本
根太
根気
根岸
根津