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松野雪三
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まつのせつざう
ふりがな文庫
“
松野雪三
(
まつのせつざう
)” の例文
孤獨
(
こどく
)
の
身
(
み
)
は
霜
(
しも
)
よけの
無
(
な
)
き
花檀
(
くわだん
)
の
菊
(
きく
)
か、
添
(
そ
)
へ
竹
(
だけ
)
の
後見
(
うしろみ
)
ともいふべきは、
大名
(
だいみやう
)
の
家老職
(
かろうしよく
)
背負
(
せおを
)
てたちし
用人
(
ようにん
)
の、
何之進
(
なにのしん
)
が
形見
(
かたみ
)
の
息
(
せがれ
)
松野雪三
(
まつのせつざう
)
とて
歳
(
とし
)
三十五六、
親
(
おや
)
ゆづりの
忠魂
(
ちうこん
)
みがきそへて
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
生涯
(
しやうがい
)
の
保護者
(
ほごしや
)
とはなるべきにや、
思
(
おも
)
へばいとも
覺束
(
おぼつか
)
なきことなり、
我
(
わ
)
れに
主從
(
しう/″\
)
の
關係
(
くわんけい
)
なくば、
我
(
わ
)
れ
松野雪三
(
まつのせつざう
)
ならずは、
青柳
(
あおやぎ
)
いと
子
(
こ
)
孃
(
ぢやう
)
の
手
(
て
)
を
取
(
と
)
りて、
生涯
(
しやうがい
)
の
保護者
(
ほごしや
)
とならんもの
天
(
あめ
)
が
下
(
した
)
に
又
(
また
)
とはあるまじ
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
誰
(
た
)
れにもあらず、
松野雪三
(
まつのせつざう
)
即
(
すなは
)
ち
斯
(
か
)
くいふ
小生
(
おのれ
)
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
松
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
雪
常用漢字
小2
部首:⾬
11画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“松野”で始まる語句
松野
松野殿
松野文之助
松野豊後守