朝冷あさすゞ)” の例文
朝冷あさすゞはいつしか過ぎて日かげの暑くなるに、正太さん又晩によ、私の寮へも遊びにお出でな、燈籠ながして、お魚追ひましよ、池の橋が直つたれば怕い事は無いと言ひ捨てに立出る美登利の姿
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝冷あさすゞはいつしかぎてかげのあつくなるに、正太しようたさんまたばんによ、わたしりようへもあそびにおでな、燈籠とうろうながして、おさかなひますよ、いけはしなほつたればこはこといとてに立出たちいで美登利みどり姿すがた
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)