かゝ)” の例文
笠の裏にかゝんとせしが茶店の亭主仔細らしき顏して二人が姿を見上げ見下みおろし小首かたぶけ痛はしやいかなる雲の上人のなど云出ん樣子なればチヤクと其笠に姿を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
立て今日御奉行樣がお秀を取戻とりもどして遣はすと仰せられた故離縁状は何樣どうしてもかゝずと云ふに番頭久兵衞は甚だこまはていや然樣さやうなる事を云はれたとて離縁状を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)