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晃
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あきら
ふりがな文庫
“
晃
(
あきら
)” の例文
従来
(
これまで
)
に無い
難産
(
なんざん
)
で、産の
気
(
け
)
が附いてから
三日目
(
みつかめ
)
の
正午
(
まひる
)
、陰暦六月の暑い
日盛
(
ひざか
)
りに
甚
(
ひど
)
い
逆児
(
さかご
)
で生れたのが
晃
(
あきら
)
と云ふ
怖
(
おそろ
)
しい
重瞳
(
ぢゆうどう
)
の児であつた。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
なんです、
晃
(
あきら
)
さん、鉛筆なんか
咬
(
くは
)
へて……そんなにお
腹
(
なか
)
が
空
(
す
)
いたんですか? それではと……。今日はちよつと六ヶ敷いお話ですから、ぼんやりしてるとわかりませんよ。
ママ先生とその夫
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
と
鄭寧
(
ていねい
)
に云つて再び
答
(
こたへ
)
を促した。阿母さんは未だ
黙
(
だま
)
つて
居
(
ゐ
)
る。見ると、
晃
(
あきら
)
兄
(
にい
)
さんの
白地
(
しろぢ
)
の薩摩
絣
(
がすり
)
の
単衣
(
ひとへ
)
の
裾
(
すそ
)
を両手で
握
(
つか
)
んだ儘阿母さんは泣いて居る。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
『今行きます、お濱さん。』と
甲高
(
かんだか
)
な声で言つて、『
晃
(
あきら
)
兄
(
にい
)
さん、お濱さんも僕と一緒に伴れてつて上げて
頂戴
(
ちやうだい
)
。』
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
晃
漢検準1級
部首:⽇
10画
“晃”を含む語句
晃々
晃然
晃耀
徐晃
晃乎
文晃
明晃々
晃刀
鴨下晃湖
保晃
韋晃
青木晃
電光晃耀
閃々晃々
連水晃
谷文晃
萩原晃
登晃口
登晃
瓊林晃珠
...