“断見”の読み方と例文
読み方割合
だんけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
只云うなり次第に、無いといえば無い、有るといえば有る、と云って居れば済みまするが、ごく大昔に断見だんけんの論というが有って、是は今申す哲学という様なもので、此の派の論師の論には
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
貧弱なる日本ではあるが、にはこれほどまでに愚図ぐずそろって科学を研究しているとは思えない。その方面の知識にうと寡聞かぶんなる余の頭にさえ、この断見だんけんを否定すべき材料は充分あると思う。
学者と名誉 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)