うやまひ)” の例文
こゝにわが身に近くたゞひとりのおきなゐたるをみたり、その姿は厚きうやまひを起さしむ、子の父に負ふ敬といふともこの上にはいでじ 三一—三三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
されどたゞ「ベ」と「イーチェ」のみにて我を統治すべをさむるうやまひ我をして睡りに就く人の如く再びわがかうべを垂れしむ 一三—一五
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
うやまひをもて汝の姿容すがたかたちを飾れ、さらば天使よろこびて我等を上に導かむ、この日再びあしたとならざることをおもへ。 八二—八四
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あゝ汝おそき歩履あゆみのためならずして恐らくはうやまひのために侶のあとより行く者よ、かわきと火に燃ゆる我に答へよ 一六—一八
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
若し喜びの世にて汝が手にせし比類たぐひなき鑰のうやまひいまなほ我をひかゆるなくば 一〇〇—一〇二
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)