“和敬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わけい50.0%
わきよう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここでの形は、何かさかさま事に見えるが、たとえ主君でも亭主である以上、客に対して、慇懃いんぎん、いやしくも和敬わけいを崩さないことは茶礼である。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それらのかそけきうちに交わされる主客の和敬わけいの礼とむつみを、水屋の宗易はやはり前のままの姿で、板敷いたじきに凍りついた人の如く聞きすましていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
茶をわびと和敬わきようきよらに常ありてそのおのづからすわりたまひき
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)