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撲
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ぶた
ふりがな文庫
“
撲
(
ぶた
)” の例文
藤「困りますな、
怒
(
おこ
)
るとあの太い腕で
撲
(
ぶた
)
れますが、今度は
取捕
(
とっつか
)
まると
何
(
ど
)
んな目に逢うか知れまいから驚きますねえ」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「ああ、
酷
(
ひど
)
い目に
遭
(
あ
)
つた。どうもああ乱暴ぢや為様が無い。火事装束ででも出掛けなくつちやとても
立切
(
たちき
)
れないよ。馬鹿にしてゐる! 頭を二つばかり
撲
(
ぶた
)
れた」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
この膚、この
腕
(
かいな
)
に、そのトタンに、二撃三撃を激しく
撲
(
ぶた
)
れた。撲れながら、姿見の
裡
(
うち
)
なる、我にまがう
婦
(
おんな
)
の顔にじっと
見惚
(
みと
)
れて、乱れた髪の水に
雫
(
しずく
)
するのさえ
確
(
しか
)
と見た。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それに気絶するほど
頭部
(
あたま
)
を
撲
(
ぶた
)
れたのだから、脳病でも出なければ可いつて、お医者様もさう言つてお
在
(
いで
)
ださうだけれど、今のところではそんな
塩梅
(
あんばい
)
も無いさうだよ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
撲
(
ぶた
)
れたつて、それを悔いとは思やしないけれど、
這箇
(
こつち
)
だつて貴方と云ふ者が有ると思ふから、もう一生懸命に
稼
(
かせ
)
いで、為るだけの事は
丁
(
ちやん
)
と為てあるのに、何ぼ慾にきりが無いと謂つても
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
撲
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
“撲”を含む語句
相撲
打撲
撲殺
打撲傷
撲倒
横撲
女相撲
相撲取
撲滅
草相撲
相撲取草
引撲
素人相撲
一人相撲
張撲
撲滅論
撲飛
撲地
相撲膏
小相撲
...