“打撲傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちみ50.0%
だぼくしょう33.3%
うちきず8.3%
だぼくしやう8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「……大丈夫じゃ、心配おしでない、猿めの打撲傷うちみなど直ぐにも癒る」
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
お延の自分に対する信用を、女に大切なその一角いっかくにおいて突きくずすのは、自分で自分に打撲傷だぼくしょうを与えるようなものであった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
數ヶ所の打撲傷うちきずを拵へただけで、一時驚きもし痛みもしたことでせうが、先ず生命に別條もなく血を流す程でもないといふことがわかりました。
死骸には斬り傷も突き傷もありませんが、頭から手足へ打撲傷だぼくしやうだらけで、それが紫色になつて居るところを見ると、息のあるうちにこさへた傷でせう。