“挫傷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ざしやう33.3%
ざしよう33.3%
すりきず33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬に乘ることが許されるまでに彼の挫傷ざしやうなほると、彼はよく馬で外出した——大抵夜晩くまで歸つて來なかつたから多分紳士たちの訪問の返しでゝもあつたのだらう。
頭部に受けし貫一が挫傷ざしようは、あやふくも脳膜炎を続発せしむべかりしを、肢体したい数個所すかしよの傷部とともに、その免るべからざる若干そくばくの疾患を得たりしのみにて、今や日増に康復こうふくの歩をひて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ゆるされし罪は消えぬべきも、歴々まざまざ挫傷すりきずのそのおもてに残れるを見れば、やましきに堪へぬ心は、なほすべき事あるををしみてわたくしせるにあらずやと省られて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)