“取捕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とっつか28.6%
とッつか28.6%
とつつか28.6%
とっつかめ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤「困りますな、おこるとあの太い腕でぶたれますが、今度は取捕とっつかまるとんな目に逢うか知れまいから驚きますねえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
悪者の方でも相手が女だからびくともせず、し己を取捕とッつかまえたらちのめして逃げようと腹を据え、今出に掛ると
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
と無意味にわらひ出して、「人間だから女に取捕とつつかまつて、馬鹿にされても見たいんだ。何しろもう些とのんきな人間にならう。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
おれ今でこそ車を引いてるが、元は大久保政五郎おおくぼまさごろうの親類で、駈出かけだしの賭博打ばくちうちだが、漆原うるしはら嘉十かじゅうと云った長脇差ながわきざしよ、ところが御維新ごいっしんになってから賭博打を取捕とっつかめえては打切ぶっきられ