“とッつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取捕50.0%
取捉25.0%
取掴25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二百両でなくとも五十両にでもなれば、幇間をめる気でげすから釜の有るたんびに買って来ますが、碌なものは有りませんで、考えれば可笑しいなんと、舁夫かごかき取捕とッつかまってね、あの時は
最終しまいには取捉とッつかまえて否応いやおうなしに格子戸の内へ入れて置いては出るようにしていたが、然うすると前足で格子を引掻いて、悲しい悲しい血を吐きそうな啼声なきごえを立ててあとを慕い
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
何かに取掴とッつかまったらしく、堅くなってそこらを捻向ねじむく……と、峠とも山とも知れず、ただ樹の上に樹がかさなり、中空をおおうて四方から押被おっかぶさってそびえ立つ——その向ってくべき
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)