取掴とッつか)” の例文
何かに取掴とッつかまったらしく、堅くなってそこらを捻向ねじむく……と、峠とも山とも知れず、ただ樹の上に樹がかさなり、中空をおおうて四方から押被おっかぶさってそびえ立つ——その向ってくべき
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)