“とっつか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取捉83.3%
取捕16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうよ、あいつはどう見ても、穢多に取捉とっつかまるような男でねえ、あの奴等にしたからっても、なんぼ何でもお組頭のお邸へ火をつけて、大将を
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一人の女を生かしておくとこの後、好い男が幾人創物きずものになるか知れたものではない、それ故に、女と見たら取捉とっつかまえて沈めにかけておくのがよろしい。
大菩薩峠:15 慢心和尚の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
藤「困りますな、おこるとあの太い腕でぶたれますが、今度は取捕とっつかまるとんな目に逢うか知れまいから驚きますねえ」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
それならば、毛唐のうちのメリケン人は、黒人と見れば取捕とっつかまえて焼き殺すから、おれたちもメリケンを取捕まえて焼くのだ、というのも理窟にはならない。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
あいつを取捕とっつかまえて焼き殺してやれ、メリケンの国では、黒人くろんぼを取捕まえると焼き殺してしまうんだから、日本でも毛唐を取捕まえて焼き殺したってかまわねえ……なんて、この頃中からマドロスを
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)