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それを眺めそれに手をく時、私には心と心とが触れ合う想いがある。それはいつも私の情愛の友だ。私もまた彼らの親しい友だ。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
願わくは大王臣がことばを信じ、上表じょうひょう謝罪し、甲をき兵を休めたまわば、朝廷も必ず寛宥かんゆうあり、天人共によろこびて、太祖在天の霊もまた安んじたまわん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
皮膚にはキリストの司祭様が今し効験顕著あらたかな手をばかれたのだ。
それを眺めそれに手をく時、私には心と心とが触れ合う想いがある。それはいつも私の情愛の友だ。私もまた彼らの親しい友だ。
朝鮮の友に贈る書 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
さくき、花をくうし香をくような事は僕婢ぼくひの為すがままに任せていたが、僧をひつぎおさめることは、其命を下さなかったから誰も手をつけるものは無かった。一日過ぎ、二日過ぎた。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)