担任たんにん)” の例文
旧字:擔任
式が終わるとすぐに、一同は級担任たんにんの橋本先生に引率されて教室へもどった。正三君の席は照彦てるひこ様と同じ机にきまっていた。先生は
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
この時などは実に日夜にちやねむらぬほどの経営けいえいで、また石橋いしばし奔走ほんそう目覚めざましいものでした、出版の事は一切いつさい山田やまだ担任たんにんで、神田かんだ今川小路いまがはかうぢ金玉出版会社きんぎよくしゆつぱんくわいしやふのに掛合かけあひました
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
が、その上修業をさせるとなると、月謝小遣その他は宗助の方で担任たんにんしなければ義理が悪い。ところがそれは家計上宗助のえるところでなかった。月々の収支を事細かに計算して見た両人ふたり
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
担任たんにんしてもらいたいんだ
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「きみ、校長はこわいぜ。担任たんにんもナカナカきびしい。けれども秋山って先生がいる。やっぱりうち家来けらいだ」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)