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打附
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うちつ
ふりがな文庫
“
打附
(
うちつ
)” の例文
ナニ板の古いのがありましたからチヨイと足を
打附
(
うちつ
)
けて置いたので。「
成程
(
なるほど
)
、
早桶
(
はやをけ
)
は
大分
(
だいぶ
)
宜
(
い
)
いのがあつたね。金「ナニ
是
(
これ
)
は
沢庵樽
(
たくあんだる
)
で。 ...
黄金餅
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「
若
(
も
)
しそうなればもう叔母の
許
(
ゆるし
)
を受けたも同前……チョッ
寧
(
いっ
)
そ
打附
(
うちつ
)
けに……」ト思ッた事は
屡々
(
しばしば
)
有ッたが
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
鍛冶屋
(
かぢや
)
の男が重い
鉄槌
(
てつゝち
)
に力をこめて、カンカンと赤い火花を
通
(
とほり
)
に散らして
居
(
ゐ
)
ると、
其隣
(
そのとなり
)
には
建前
(
たてまへ
)
をしたばかりの屋根の上に大工が二三人
頻
(
しき
)
りに釘を
打附
(
うちつ
)
けて
居
(
ゐ
)
た。
父の墓
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
全くこの節の新築には、軒にも
庇
(
ひさし
)
にも寄寓の場所がないから、こんなことをするのだと思った。それで最初に先ず鳩の箱の半分ほどなものを、東側の壁の上へずらりと並べて
打附
(
うちつ
)
けてやった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
と云いながら
打附
(
うちつ
)
けると、若草は病に疲れて居りますから其の儘コロ/\と敷松葉の上に転がったが、また松ヶ枝に
掴
(
つか
)
まって漸く起き上り、石を持ってまた
打
(
うち
)
つけて伊之助を
呪
(
いの
)
る
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
今一度お勢の
袖
(
そで
)
を
扣
(
ひか
)
えて
打附
(
うちつ
)
けに
掻口説
(
かきくど
)
く外、他に仕方もないが、しかし、今の如くに、こう
齟齬
(
くいちが
)
ッていては言ったとて聴きもすまいし、また毛を吹いて
疵
(
きず
)
を求めるようではと思えば
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
附
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“打附”で始まる語句
打附木材住宅