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手捕
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てど
ふりがな文庫
“
手捕
(
てど
)” の例文
案のごとく万太郎は、相手を
優形
(
やさがた
)
と見くびッて、
手捕
(
てど
)
りにする気でかかりましたが、ハッと気がついて途中からさらにうしろへ飛び
回
(
かえ
)
って
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「何、わたしが
忍
(
しの
)
んで来ると、ちょうど誰かこの
床
(
ゆか
)
の下へ、
這
(
は
)
いこもうとするものがあるのです。そこで一つ
手捕
(
てど
)
りにした上、顔を見てやろうと思ったのですが、とうとう逃げられてしまいました。」
報恩記
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
罪なき
民
(
たみ
)
を
傷
(
きず
)
つけるな。——
降
(
こう
)
を
乞
(
こ
)
う者は斬るな。——
和田呂宋兵衛
(
わだるそんべえ
)
はかならず
手捕
(
てど
)
りにせられよ。以上、おん大将ならびに
軍師
(
ぐんし
)
の
厳命
(
げんめい
)
でござるぞ。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこは、
釜無川
(
かまなしがわ
)
の
下
(
しも
)
、
富士川
(
ふじがわ
)
の
上
(
かみ
)
、
蘆山
(
あしやま
)
の
河原
(
かわら
)
に近いところである。燕作は、思いのほかすばしッこい竹童をもてあまして、
手捕
(
てど
)
りにすることをだんねんした。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
じつは昨夜来の戦いで、敵を南門外におびき出し、関勝は、敵の急先鋒
索超
(
さくちょう
)
を
手捕
(
てど
)
りにしたばかりでなく、索超を説いて、われらの仲間へ入ることを承知させた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「いや、
手捕
(
てど
)
りにして、とりでの
下婢
(
はしため
)
にこき使ってやるのもよいぞ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
捕
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“手”で始まる語句
手
手拭
手前
手巾
手繰
手許
手向
手綱
手際
手燭