成果なりはて)” の例文
大事になされよ我れ又江戸より歸りの時は再びたづまゐらせん名を聞ばやと云ければ父は森田屋銀五郎我が身はせんよばれつゝ所に久しき家柄いへがらなれどもかく成果なりはてしと嘆息の外なかりけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
拙者の心にいさぎよしとせざるものと成果なりはて候段、歎息の外無之候。
現世うつしよの身の成果なりはてもおもほえて寂しとぞおもふ深山鈴蘭
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
投付なげつけしは先に少しも無理はなく至極しごくもつともなり又御前おまへも以前は二百石取の侍士なればいま如何いかにくづ買に成果なりはてたればとてかほはづかしく大道をよび歩行あるくことの出來ざるはあへて無理とも思はれずよつこれからは裏々うら/\
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)