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愴
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いた
ふりがな文庫
“
愴
(
いた
)” の例文
於茲
(
こゝにおいて
)
手
(
て
)
を
取
(
と
)
りて
泣
(
な
)
きぬ。
韓湘
(
かんしやう
)
慰
(
なぐさ
)
めて
曰
(
いは
)
く、
愴
(
いた
)
むこと
勿
(
なか
)
れ、
吾
(
われ
)
知
(
し
)
る、
公
(
きみ
)
恙
(
つゝが
)
あらず、
且
(
か
)
つ
久
(
ひさ
)
しからずして
朝廷
(
てうてい
)
又
(
また
)
公
(
きみ
)
を
用
(
もち
)
ふと。
花間文字
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
焔は忽ち
熾
(
さかり
)
なり、とみれば、また、かつがつうちしめて滅し去る、怪みて人に問へば、これ
各
(
おの/\
)
わが家の悲しき
精霊
(
しやうりやう
)
の今宵ふたたび冥々の途に就くを
愴
(
いた
)
み
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
はしなくもこのことありしを思ひいで、かくも荒れはてたる城山の空しき風に対する時、さしもの雄図も、今や、日月と共に、遠き過去に属したるを
愴
(
いた
)
むの情いよ/\深からざるを得ざるなり。
松浦あがた
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
愴
漢検1級
部首:⼼
13画
“愴”を含む語句
悲愴
悽愴
凄愴
愴惶
悲愴奏鳴曲
悲愴交響曲
愴然
惨憺悲愴
感愴
愴凄
愴惻
愴慌
愴絶
愴美
昭明焄蒿悽愴
欝愴
骨立悽愴