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息
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やすら
ふりがな文庫
“
息
(
やすら
)” の例文
さうした折にも、美奈子は、やつぱりそつと部屋を外して、
縁側
(
ヴェランダ
)
に出るのが常だつた。とにかく、彼女の小さい胸は、
息
(
やすら
)
ふ
暇
(
いとま
)
もない水鳥の脚のやうに動いてゐた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
民
(
たみ
)
作業
(
なりはひ
)
をたのしむあまりに、春は花の
下
(
もと
)
に
息
(
やすら
)
ひ、秋は
三
錦の林を
尋
(
たづ
)
ね、
四
しらぬ火の
五
筑紫路
(
つくしぢ
)
もしらではと
六
械
(
かぢ
)
まくらする人の、富士
七
筑波の
嶺々
(
みねみね
)
を心にしむるぞそぞろなるかな。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
とにかく、彼女の小さい胸は、
息
(
やすら
)
う
暇
(
いとま
)
もない水鳥の脚のように動いていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“息”の意味
《名詞》
(ソク)息子。子。
(いき)呼吸。呼気。
(出典:Wiktionary)
“息”の解説
息(いき、breath)とは、
口や鼻から はいたりすったりする空気のこと。特に はく空気(=呼気)のほうを指す。はく息を呼気と言い、吸う息を吸気と言う。
呼吸作用。→呼吸を参照のこと。
(音声学)声帯の振動を伴わない呼気。
(複数の人がひとつのことを行う場合の)調子。リズム。「息が合う」などと使う。
芸道の深い要領。
(出典:Wikipedia)
息
常用漢字
小3
部首:⼼
10画
“息”を含む語句
消息
休息
安息
歎息
気息
息切
太息
大息
子息
窒息
御息所
長大息
放蕩息子
息喘
静息
息絶
溜息
吐息
嘆息
息子
...