御仕舞おしまひ)” の例文
うらんで下さるな御前は主殺しゆころしのうへ夜盜よたうをしたとか言ふ事とても命は助からぬから男らしく正直しやうぢきに白状して御仕舞おしまひなオイ久兵衞さん私しとても御前の恩は忘れはせぬが公儀おかみ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
宗助そうすけおほ方角はうがくいて早足はやあしうつした。今日けふ日曜にちえうも、のんびりした御天氣おてんきも、もうすで御仕舞おしまひだとおもふと、すこ果敢はかないやうまたさみしいやう一種いつしゆ氣分きぶんおこつてた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)