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後継
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あとつ
ふりがな文庫
“
後継
(
あとつ
)” の例文
そう
想
(
おも
)
って見ると、金兵衛の家には美濃の大井から迎えた
伊之助
(
いのすけ
)
という養子ができ、九太夫の家にはすでに
九郎兵衛
(
くろべえ
)
という
後継
(
あとつ
)
ぎがある。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
自分
(
じぶん
)
で
採
(
と
)
って
造
(
つく
)
ったものなら
安心
(
あんしん
)
して
売
(
う
)
ることができるといっていましたが、
私
(
わたし
)
が、また
死
(
し
)
んだ
親父
(
おやじ
)
の
後継
(
あとつ
)
ぎをするようになりました。この
手風琴
(
てふうきん
)
も
親父
(
おやじ
)
が
持
(
も
)
って
歩
(
ある
)
いたものです。
手風琴
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なほ以て当山満行寺住職
後継
(
あとつ
)
ぎの件につきては別紙に委細落ちなきやう認め置き申候。
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ようやく
若者
(
わかもの
)
はローマにつきましたが、ちょうどそのときは、
法王
(
ほうおう
)
がなくなって、法王の
相談役
(
そうだんやく
)
の人たちは、だれをその
後継
(
あとつ
)
ぎにしたらよいか、たいへんまよっているところでした。
三つのことば
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
かきほぜる埋火すらに早や
消
(
け
)
ちて
後継
(
あとつ
)
ぎ足さむ炭とてもなし
黒檜
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
「立身しても、やっと百石、百石とっても、食えるだけだ。二本差して、威張ったところで、百石侍は、
蛆
(
うじ
)
ほどいるし、このごろ、世間も侍は
流行
(
はや
)
らない。——
後継
(
あとつ
)
ぎは、弟が適任、お照も、里へ帰った方が
倖
(
しあわ
)
せだ……」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
いつか、
海
(
うみ
)
の
王
(
おう
)
さまの
後継
(
あとつ
)
ぎだという
評判
(
ひょうばん
)
がたつであろう。
一本の銀の針
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“後継”の意味
《名詞》
後継(こうけい)
後を継ぐこと。後を継ぐ人。
(context、dated)あとぞなえ。
(出典:Wiktionary)
“後継”の解説
後継(こうけい)は、仕事、地位などをつぐ事である。もしくは、後から続くとこや、後に続く軍隊、後備えの事である。
(出典:Wikipedia)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
継
常用漢字
中学
部首:⽷
13画
“後継”で始まる語句
後継者
後継息子