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そのかみ
ふりがな文庫
“
徃昔
(
そのかみ
)” の例文
心
(
こゝろ
)
は
變化
(
へんくわ
)
するものなり、
雪三
(
せつざう
)
が
徃昔
(
そのかみ
)
の
心裏
(
しんり
)
を
覗
(
うかゞ
)
はゞ、
糸子
(
いとこ
)
に
對
(
たい
)
する
觀念
(
くわんねん
)
の
潔白
(
けつぱく
)
なること、
其名
(
そのな
)
に
呼
(
よ
)
ぶ
雪
(
ゆき
)
はものかは、
主人
(
しゆじん
)
大事
(
だいじ
)
の
一
(
ひ
)
ト
筋道
(
すぢみち
)
、
振
(
ふり
)
むくかたも
無
(
な
)
かりし
物
(
もの
)
の
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
お
心細
(
こゝろぼそ
)
き
御身
(
おんみ
)
なればこそ、
小生
(
おのれ
)
風情
(
ふぜい
)
に
御叮嚀
(
ごていねい
)
のお
頼
(
たの
)
み、お
前
(
まへ
)
さま
御存
(
ごぞん
)
じはあるまじけれど、
徃昔
(
そのかみ
)
の
御身分
(
ごみぶん
)
おもひ
出
(
だ
)
されてお
痛
(
いた
)
はしゝ、
我
(
わ
)
れ
後見
(
うしろみ
)
まゐらする
程
(
ほど
)
の
器量
(
きりやう
)
なけれど
たま襻
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
徃
部首:⼻
8画
昔
常用漢字
小3
部首:⽇
8画
“徃”で始まる語句
徃
徃來
徃時
徃来
徃復
徃々
徃日
徃生
徃診