彌太やた)” の例文
新字:弥太
たゞすは誠になげかしき事なりと種々いろ/\利解りかいあつさげられけれども双方さうはう得心とくしんなければ是非なく吟味ぎんみとぞなりにけるころ享保きやうほ十二年十月双方さうはうそう呼出よびだしの人々には白子屋庄三郎ならびつまつねむすめくま番頭ばんとうちう下男げなん長助ちやうすけ下女げぢよひさきくむこまた大傳馬町おほでんまちやう居付ゐつき地主ぢぬし彌太やた加賀屋長兵衞等かがやちやうべゑとうなり此砌このみぎり髮結かみゆひせい三郎は出奔しゆつぽんして行方ゆくへ知れず大岡殿彌太郎に向は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)