“引卒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきつ66.7%
いんそつ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌朝よくてう日出雄少年ひでをせうねんわたくしとが目醒めざめたのは八すぎ櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさは、武村兵曹たけむらへいそうをはじめ一隊いつたい水兵すいへい引卒ひきつれて、何處いづこへか出去いでさつたあとであつた。
最後に残った二百人を杉右衛門自ら引卒ひきつれて放浪の旅へ登ったからである。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かくて、このくわいまつたをはつたのはよるの十一すぎであつた。櫻木大佐さくらぎたいさは、すでに海底戰鬪艇かいていせんとうてい海上かいじやううかんだので、その甲板かんぱんまもらんがめに、武村兵曹たけむらへいそうをはじめ一隊いつたい水兵すいへい引卒いんそつして艇中ていちうおもむいた。