“いんそつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
引率88.9%
引卒11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わらったのが悪いといって阪井生蕃さかいせいばんが石の雨を降らした。逃げ去った師範生は同級生を引率いんそつしてはるかに嘲笑ちょうしょうした。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
引率いんそつの教師が飛石をつくるのもおかしいがまたえらい。やっぱりおかしい。ありがたい。うまくいった。
台川 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
かくて、このくわいまつたをはつたのはよるの十一すぎであつた。櫻木大佐さくらぎたいさは、すでに海底戰鬪艇かいていせんとうてい海上かいじやううかんだので、その甲板かんぱんまもらんがめに、武村兵曹たけむらへいそうをはじめ一隊いつたい水兵すいへい引卒いんそつして艇中ていちうおもむいた。