“幾年目”の読み方と例文
読み方割合
いくねんめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さきやつてくろえ」卯平うへいはさういつてしばらつてから蒲團ふとん井戸端ゐどばたつた。卯平うへい幾年目いくねんめかでつめたいみづかほあらつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かれ故郷こきやう幾年目いくねんめかでついでもあるし、さいは勘次かんじのことは村落むらうちつてたから相談さうだんをしててやらうといつた。卯平うへい近頃ちかごろ滅切めつきりくぼんだ茶色ちやいろしかめるやうにしながらかすかなゑみうかべた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)