幸作こうさく)” の例文
やがて、わずかがたつとお正月しょうがつになりました。けれどひともの幸作こうさくのところへは、あまりたずねてくるきゃくもなかったのです。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひともの幸作こうさくは、うちなかはな相手あいてもなくそのらしていました。北国きたぐには十二がつにもなると、しろゆきもります。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)
両替りょうがえ両替りょうがえ小判こばん両替りょうがえ。」といいながら、こっちにあるいてきました。やがて、幸作こうさくうち戸口とぐちで、げたについたゆきをはらうちいさな足音あしおとがしました。
金銀小判 (新字新仮名) / 小川未明(著)