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まくあひ
ふりがな文庫
“
幕間
(
まくあひ
)” の例文
幕間
(
まくあひ
)
に成つたので老文豪コルネエユが再び楽屋へ
入
(
はひ
)
つて来たが、モリエエルが
何時
(
いつ
)
になく不興な
顔附
(
かほつき
)
をして冷淡な応答をするので
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
私の生涯の一局面が今晩閉ぢようとし、新らしい生活が明日開かれようとしてゐるのだ。その
幕間
(
まくあひ
)
に眠るなんてとても出來ない。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
途中、『母ちゃん、お
葬式
(
とむらひ
)
が通るよ。』と赤い羅紗の靴をはいた子が、家の中に駈け込んだのを、お葉は
幕間
(
まくあひ
)
から見てゐた。それは繁華な電車通りであった。
青白き夢
(新字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
道頓堀の夜景は
丁
(
ちやう
)
どこれから、といふ時刻で、筋向うの芝居は
幕間
(
まくあひ
)
になつたらしく、
讚岐
(
さぬき
)
屋の店は一時に立て込んで、二階からの通し物や、芝居の本家や前茶屋からの出前で
鱧の皮
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ある日の事、月郊氏が
幕間
(
まくあひ
)
の時間を川上の楽屋で世間話に過してゐると、そこへその当時の大立物伊藤
春畝
(
しゆんぽ
)
公が金子堅太郎、末松
謙澄
(
けんちよう
)
などいふ子分を連れてぬつと入つて来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
▼ もっと見る
ことに此度は悴事朝より出つづけにて、
幕間
(
まくあひ
)
も取込居り候間、失礼ながら老筆にて御礼の御受申上候。且又
先達
(
せんだつて
)
より悴が一寸申上置候よし、甚だ
麤末
(
そまつ
)
のささ折奉御覧入候。御笑味奉願上候。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
幕間
(
まくあひ
)
に女連が何處かへ行つてしまふと
大阪の宿
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
幕間
(
まくあひ
)
にサロンや廊を逍遥する群衆の中に平生と
異
(
ちが
)
つて時代遅れの服装や帽が際立つて多く目に着くのは、
然
(
さ
)
う云ふ点に案外無頓着な学者芸術家の気質を自然に現して居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
道頓堀の夜景は
丁
(
ちやう
)
どこれから、といふ時刻で、筋向うの芝居は
幕間
(
まくあひ
)
になつたらしく、
讃岐屋
(
さぬきや
)
の店は一時に立て込んで、二階からの通し物や、芝居の本家や前茶屋からの出前で
鱧の皮
(新字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
“幕間”の意味
《名詞》
演劇において、ひとつの場面が終わってから次の場面に移るまでの、幕がおりている間のこと。
(出典:Wiktionary)
幕
常用漢字
小6
部首:⼱
13画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“幕”で始まる語句
幕
幕府
幕僚
幕下
幕舎
幕切
幕賓
幕末
幕吏
幕屋