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ふりがな文庫
“
己
(
し
)” の例文
己
(
し
)
が飯はすでにあまるを、
己
(
し
)
が飯に足れりとはせで、なじかさは
他
(
ひと
)
の物
欲
(
ほ
)
る、なじかさはよその物欲る。同じことかはゆきものを、同じこと飯は盛れるを、犬の子よ子鴉よあはれ。
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
寒鴉
己
(
し
)
が影の上におりたちぬ
不器男句集:02 不器男句集
(新字旧仮名)
/
芝不器男
(著)
日も暮れぬ
己
(
し
)
が盞を
駱駝の瘤にまたがつて
(旧字旧仮名)
/
三好達治
(著)
己
(
し
)
が飯はすでにあまるを。
己
(
し
)
が飯に足れりとはせで、なじかさは
他
(
ひと
)
の物
欲
(
ほ
)
る、なじかさはよその物欲る。同じことかはゆきものを、同じこと飯は盛れるを。犬の子よ、子鴉よ、あはれ。
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
犬の子に白き
飯皿
(
いひざら
)
、子鴉に青き飯皿、朝夕に同じ飯盛り、おのがじじ食せよと
呼
(
よ
)
べば、犬の子は
己
(
し
)
が飯惜しと、子鴉は
己
(
し
)
が飯惜しと、犬の子は子鴉が飯、子鴉は犬の子が飯、ひたぶるに奪ひ取らむと
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
▼ もっと見る
犬の子に白き
飯皿
(
いひざら
)
、子鴉に青き飯皿、朝夕に同じ飯盛り、おのがじじ
食
(
を
)
せよと
呼
(
よ
)
べば、犬の子は
己
(
し
)
が飯惜しと、子鴉は
己
(
し
)
が飯惜しと、犬の子は子鴉が飯、子鴉は犬の子が飯、ひたぶるに奪ひ取らむと
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
おもしろき事いふものか米の飯
己
(
し
)
が
嬬
(
つま
)
のごともいよよ
良
(
よ
)
しちふ
雀の卵
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
焼き
鉄
(
がね
)
よはやるひづめに
蹄鉄
(
かね
)
うつと
己
(
し
)
が
踝
(
くるぶし
)
も火もて焼きそね
夢殿
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“己”の意味
《名詞》
おのれ。自分。
つちのと。十干の6番目。
(出典:Wiktionary)
“己”の解説
己(き、つちのと)は、十干の6番目である。
陰陽五行説では土性の陰に割り当てられており、ここから日本では「つちのと」(土の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“己”を含む語句
自己
知己
己等
己惚
己達
利己主義
大己貴命
己酉
己丑
己卯
一己
妲己
己巳
己斐
克己心
己亥
塙保己
利己主義者
利己主義男
己未
...