不器男句集ふきおくしゅう02 不器男句集02 ふきおくしゅう
芝不器男君は、俳壇に流星のごとく現はれて流星のごとくに去つた、若き熱情の作家である。 が君の熱情は、登山家としての魁偉なる風丰に、つねに沈黙と微笑とをうち湛へた湖のしづけさを思はしめた。だからその作品の表現も、うち湛へた湖から白鳥の飛翔した …
題名が同じ作品
不器男句集:01 序 (新字旧仮名)吉岡禅寺洞 (著)