不器男句集ふきおくしゅう01 序01 じょ
芝不器男君は、俳壇に流星のごとく現はれて流星のごとくに去つた、若き熱情の作家である。 が君の熱情は、登山家としての魁偉なる風丰に、つねに沈黙と微笑とをうち湛へた湖のしづけさを思はしめた。だからその作品の表現も、うち湛へた湖から白鳥の飛翔した …
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不器男句集:02 不器男句集 (新字旧仮名)芝不器男 (著)