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岸駒
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がんく
ふりがな文庫
“
岸駒
(
がんく
)” の例文
有名な
岸駒
(
がんく
)
の虎だって画で見るばかりだ。芝居には
国姓爺
(
こくせんや
)
の虎狩もあるが、これも縫いぐるみをかぶった人間で、ほん物の虎とは縁が遠い。
虎
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
第十二「松の間」は、十六畳と二十四畳、三方正面の
布袋
(
ほてい
)
があって、
吊天井
(
つりてんじょう
)
で柱がない、
岸駒
(
がんく
)
の
大幅
(
たいふく
)
がある。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その時はめでたいからと云うので、客間の
床
(
とこ
)
には必ず虎の
双幅
(
そうふく
)
を
懸
(
か
)
けた。これは
岸駒
(
がんく
)
じゃない
岸岱
(
がんたい
)
だと父が宗助に云って聞かせた事があるのを、宗助はいまだに記憶していた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
岸駒
(
がんく
)
さ。文部省の展覧会へ出そうもんなら、鑑査で落第するのだ」
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
其時
(
そのとき
)
は
目出度
(
めでたい
)
からと
云
(
い
)
ふので、
客間
(
きやくま
)
の
床
(
とこ
)
には
必
(
かなら
)
ず
虎
(
とら
)
の
双幅
(
さうふく
)
を
懸
(
か
)
けた。
是
(
これ
)
は
岸駒
(
がんく
)
ぢやない
岸岱
(
がんたい
)
だと
父
(
ちゝ
)
が
宗助
(
そうすけ
)
に
云
(
い
)
つて
聞
(
き
)
かせた
事
(
こと
)
があるのを、
宗助
(
そうすけ
)
はいまだに
記憶
(
きおく
)
してゐた。
此
(
この
)
虎
(
とら
)
の
畫
(
ゑ
)
には
墨
(
すみ
)
が
着
(
つ
)
いてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“岸駒”の解説
岸駒(がんく、宝暦6年3月15日(1756年4月14日)または寛延2年(1749年) - 天保9年12月5日(1839年1月19日))は、江戸時代中期から後期の絵師。姓は佐伯。名は昌明。幼名は乙次郎、又は健亮。字は賁然。華陽、鳩巣、天開翁、同功館、可観堂、虎頭館と号す。初期の号は岸矩。岸派(きしは)の祖。従五位下。
(出典:Wikipedia)
岸
常用漢字
小3
部首:⼭
8画
駒
常用漢字
中学
部首:⾺
15画
“岸”で始まる語句
岸
岸辺
岸破
岸々
岸邊
岸壁
岸和田
岸田俊子
岸柳
岸區