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小風呂敷
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こぶろしき
ふりがな文庫
“
小風呂敷
(
こぶろしき
)” の例文
老母
(
ばあさん
)
は
待
(
ま
)
ち
構
(
かま
)
へてゞも
居
(
ゐ
)
たやうに
小風呂敷
(
こぶろしき
)
の
包
(
つゝみ
)
を
解
(
と
)
いて
手織
(
ており
)
のやうに
見
(
み
)
える
疎末
(
そまつ
)
な
反物
(
たんもの
)
を
出
(
だ
)
して
手柄相
(
てがらさう
)
に
見
(
み
)
せた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
或る
玩具
(
おもちゃ
)
を
製
(
こしら
)
え、それを
小風呂敷
(
こぶろしき
)
に包んで縁日へ出て売り初めたのです。
幕末維新懐古談:01 私の父祖のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「ハ……。たしかに、
小風呂敷
(
こぶろしき
)
に包んで、机の上に、おいたはずですが」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
押入
(
おしい
)
れ
探
(
さ
)
ぐつて
何
(
なに
)
やらの
小風呂敷
(
こぶろしき
)
取出
(
とりいだ
)
し、これは
此子
(
このこ
)
の
寐間着
(
ねまき
)
の
袷
(
あはせ
)
、はらがけと三
尺
(
じやく
)
だけ
貰
(
もら
)
つて
行
(
ゆき
)
まする、
御酒
(
ごしゆ
)
の
上
(
うへ
)
といふでもなければ、
醒
(
さ
)
めての
思案
(
しあん
)
もありますまいけれど、よく
考
(
かんが
)
へて
見
(
み
)
て
下
(
くだ
)
され
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
呂
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画