ぷう)” の例文
見る行燈あんどうだいの上に書置かきおきの事と記したる一ぷうありて然も之れ娘お光の手跡しゆせきなれば一目見るより大きに驚き直に飛起とびおき封じ目を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
そこへ、ひとりの小侍こざむらいが、あわただしい足音をさせて、一ぷう早打状はやうちをもたらしてきた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
弘法大師こうぼうだいし御夢想ごむそうぐすり鼻神湯びしんとう。一ぷうしゅ、貧者施薬せやく当山とうざん別当べっとう
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)