“移封”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いほう75.0%
いふう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秀吉の大坂移居によって、去年その大坂から大垣へ移封いほうされた池田勝入斎信輝いけだしょうにゅうさいのぶてると、ひとりは蒲生がもう忠三郎氏郷うじさとであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀秋は裏切り者として名高くなったが、その功によって徳川家からは疎略にあつかわれず、筑前から更に中国に移封いほうして、備前びぜん美作みまさか五十万石の太守たいしゅとなった。
馬妖記 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
朝鮮役では秀吉の名代格で黒田如水を参謀に出陣したが生来の暗愚で、朝鮮の戦争でも失策をやり秀吉の怒りにふれて筑前七十余万石から越前十五万石へ移封いふうを命ぜられたのである。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)