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封土
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ほうど
ふりがな文庫
“
封土
(
ほうど
)” の例文
。——今もし
戈
(
ほこ
)
を伏せて、この曹操に従うならば、予は予の命を賭しても、天子に奏して君の
封土
(
ほうど
)
と名誉とを必ず確保しておみせしよう
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今や国内の人が、その
封土
(
ほうど
)
の
間
(
かん
)
に相争っている時に、この封土以外の無限の広大な天地に、無究の努力を
揮
(
ふる
)
うことの愉快。
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
これ
尚書
(
しょうしょ
)
斉泰
(
せいたい
)
の
疎間
(
そかん
)
するなりと
謂
(
い
)
いぬ。建文帝は位に
即
(
つ
)
きて
劈頭
(
へきとう
)
第一に諸王をして悦ばざらしめぬ。諸王は帝の
叔父
(
しゅくふ
)
なり、尊族なり、
封土
(
ほうど
)
を有し、兵馬民財を有せる也。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
封土
(
ほうど
)
の分割は、自然に地方自治の傾向を生じ、世襲の制は、果木を
伐
(
き
)
りて
薪
(
まき
)
となし、
牝鵞
(
ひんが
)
を殺して肉を
食
(
は
)
むの現金政治を去りて、
憮恤
(
ぶじゅつ
)
恵養、
民
(
たみ
)
富みて君主富むの政治となる。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
和議を結んで各領国に帰ってその
封土
(
ほうど
)
を守り、権力平均を保てば足りるのである。
応仁の乱
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
寛永二十年五月三日、加藤式部少輔明成は、病気のためという
名目
(
みょうもく
)
で、四十万石の
封土
(
ほうど
)
を、表面は還納だが、実は没収されてしまった。その後へは山形から保科肥後守正之が入部した。
討たせてやらぬ敵討
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
直ちにその
封土
(
ほうど
)
を没収した。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
“封土”の意味
《名詞》
(ふうど、ほうど)古墳などの盛り土。
(ほうど)主君から家臣に与えられた土地。
(出典:Wiktionary)
封
常用漢字
中学
部首:⼨
9画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“封”で始まる語句
封
封度
封印
封蝋
封緘
封筒
封鎖
封書
封建
封地