寺々てら/″\)” の例文
みづやがてさとくるわ白粉おしろいよどむといへども、のあたり、寺々てら/″\まつおとにせゝらぎて、殘菊ざんぎくしづくいさぎよし。十七ばかりのものあらをんなおびほそこしよわく、たらひかゝへてつ。
婦人十一題 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
春いそぐ手毬ぬふ日と寺々てら/″\御詠歌みえいかあぐる夜は忘れゐぬ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)