寄付きふ)” の例文
じょうさんは、病気びょうきがよくならないで、とうとうんでしまいました。そして、このオルガンは、このむら小学校しょうがっこう寄付きふすることになりました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし、村人のなかには、戦争せんそうのために、じぶんのむすこをうしなった親たちが、たくさんいました。その親たちのところへ、お金の寄付きふをたのみにいくと、親たちは、ぷんぷんしていうのでした。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
それなら、大学だいがく研究室けんきゅうしつ寄付きふしていただきましょう。ひじょうに、有益ゆうえき研究資料けんきゅうしりょうとなるのです。わたしが、多年たねんさがしていたものがはいって、うれしいのです。
銀河の下の町 (新字新仮名) / 小川未明(著)
人びとはよろこんで、お金を寄付きふしました。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
これをきいて、地主じぬしは、なんとも返答へんとうができなかった。そして、おしょうさんの今日きょうきたわけが、いよいよはっきりのみこめたけれど、ただ寄付きふはしたくなかったのでした。
子供は悲しみを知らず (新字新仮名) / 小川未明(著)
寄付きふしてください。
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
校舎こうしゃ日蔭ひかげのところにって、あずまが、一人一人ひとりひとりからかねっていました。一人ひとりが、十せん以上いじょう寄付きふをすれば、そのかねもとめたドッジボールの遊戯ゆうぎくわわることができるのでした。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)