容體なりふり)” の例文
新字:容体
飮ながら偖々さて/\御亭主店先をさわがせ氣のどく千萬それがしはもとより生れ付て容體なりふりに一かうかまはぬゆゑ是までも兎角とかく人に見下られ殊に見らるゝ如く大いなる木太刀きだちを二本さして歩行あるきけれどもそれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
きいて大いに驚きいろ蒼然あをざめひかへ居たり時に後藤半四郎は今日けふ呼出よびだしに付先刻より呼込よびこみあるを今や/\と待兼まちかねたるゆゑ直樣浪人臺へ罷りいで一向容體なりふりにも構はず控へたりれば久兵衞は半四郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
人にすぐれしかど容體なりふりもなく缺茶碗かけぢやわん澁茶しぶちや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)