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嫌
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いと
ふりがな文庫
“
嫌
(
いと
)” の例文
ところが、ロメーンズは、豕の汚臭は
本
(
もと
)
その好むところにあらず、ただこの物乾熱よりも湿泥を好み、炎天に皮膚の焼かるるを
嫌
(
いと
)
うて泥に転がる。
十二支考:10 猪に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
曾
(
かつ
)
て学校の窓で想像した
種々
(
さま/″\
)
の高尚な事を
左様
(
さう
)
いつ迄も考へて、俗悪な趣味を
嫌
(
いと
)
ひ避けるやうでは、一日たりとも地方の学校の校長は勤まらない。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
嫌
(
いと
)
わしい妻が妊娠した、というだけでも恐ろしいことです。而もそれは悪魔の種なのです。私は決心しました。早く妻を殺して此の恐ろしさから逃れよ、と。
悪魔の弟子
(新字新仮名)
/
浜尾四郎
(著)
時を
嫌
(
いと
)
わぬこの殿の行動に、近侍たちはあわをくって、
厩
(
うまや
)
へ駈け、馬場へ追いかけ、それでも
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
骨折りを
嫌
(
いと
)
うのではない。居たたまらなくなっているのは、もっとほかの事情だ。どんなに酔って帰っても、シヅは早く起きだして、仕事をさがしに出るサト子のために、食事をつくってくれる。
あなたも私も
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
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吠
(
ほ
)
えたけるのを、小六は、耳に
嫌
(
いと
)
いながら、手についている鉄砲を、
肱
(
ひじ
)
へ上げて云った。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
嫌
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
“嫌”を含む語句
大嫌
上機嫌
御嫌
御機嫌伺
嫌疑
嫌厭
嫌忌
嫌気
気嫌
忌嫌
毛嫌
負嫌
去嫌
機嫌伺
好嫌
機嫌
嫌悪
御機嫌
不機嫌
嫌々
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