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妊
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はら
ふりがな文庫
“
妊
(
はら
)” の例文
かれ後に
木
(
こ
)
の
花
(
はな
)
の
佐久夜
(
さくや
)
毘賣、まゐ出て白さく、「
妾
(
あ
)
は
妊
(
はら
)
みて、今
産
(
こう
)
む時になりぬ。こは天つ神の御子、
私
(
ひそか
)
に産みまつるべきにあらず。かれ
請
(
まを
)
す」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
宇宙は自己を歌ふべき者を生みたるなり。「処女
妊
(
はら
)
みて子を生まん」其名は天地を
讃
(
たゝふ
)
る者、人生を慰むる者。
詩人論
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
『今昔物語』に、支那の聖人
宮迦羅
(
くがら
)
、使者をして王后を負い来らしめ、犯して
妊
(
はら
)
ませた話あり。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
彼らはここに総じて人生の意味価値を思量し、永遠への思慕に根ざす烈しい魂の不安を経験する。かくて彼らの精神は、緊張し、高まり、
妊
(
はら
)
み、そうして生産するのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
ソノ世系ノ如キハ
野乗
(
やじょう
)
ニ詳ナリ。母
妊
(
はら
)
ムコト十三月ニシテ産ム。尾公ノ家臣原氏ノ女ヲ
娶
(
めと
)
リ四男一女ヲ生ム。曰ク典。吉。混。茂。女ハ先ニ死ス。典ト茂トハ今
征夷府
(
せいいふ
)
ニ
事
(
つか
)
フ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
陛下がお
妊
(
はら
)
まれになりました時から、故宮はたいへんな御心配をなさいまして、私に御委託あそばしたある
祈祷
(
きとう
)
がございました。くわしいことは世捨て人の私に想像ができませんでございました。
源氏物語:19 薄雲
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
かれその政いまだ竟へざる
間
(
ほど
)
に、
妊
(
はら
)
ませるが、
産
(
あ
)
れまさむとしつ。すなはち御腹を
鎭
(
いは
)
ひたまはむとして、石を取らして、
御裳
(
みも
)
の腰に纏かして、
筑紫
(
つくし
)
の國に渡りましてぞ、その御子は
生
(
あ
)
れましつる。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
ちょうどそのころから母の胎に
妊
(
はら
)
まれたのがあなたです。
源氏物語:34 若菜(上)
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
妊
常用漢字
中学
部首:⼥
7画
“妊”を含む語句
妊娠
懐妊
妊婦
妊孕
懷妊
妊娠中
妊娠前
妊婦塚
妊振
御懐妊祈祷
御懷妊
避妊薬