女王ぢよわう)” の例文
一つはクレオパトラと思はるる女王ぢよわうと男とが一じゆもとに空を仰ぎ居る図、もとより木の上には鳥形とりがた星形ほしがたの形象字あまたあるものにさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
赤熊百合しやぐまゆり、王の御座所ござしよ天幕てんと屋根飾やねかざり、夢をちりばめたしやく埃及王ばろ窮屈きゆうくつな禮服を無理にせられた古風こふう女王ぢよわう
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
なによりうそではない證據しようこ——」それは勿論もちろん陪審官ばいしんくわんで——「それをもめよとふのなら」——それは女王ぢよわうちがひない「一たいまへうする?」——うする
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
何時か、大きな帆の女王ぢよわうを中心に
畑の祭 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
赫灼かくしやくたる夏の女王ぢよわうの登場。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
最上層の明るい一室では美しい女王ぢよわう達の肖像画に並んでバウドレエル、シヤトウブリヤンなどの文人の肖像画もあつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
日よ、あけぼの女王ぢよわうよ。
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
あて女王ぢよわうを選ぶ月
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)