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大鋸
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おほのこぎり
ふりがな文庫
“
大鋸
(
おほのこぎり
)” の例文
更に
止
(
とゞ
)
めまで刺されてをり、尚ほ變つて居るのは、その死骸の側に、
大鋸
(
おほのこぎり
)
が一梃、血まで塗つて置いてあることだつたのです。
銭形平次捕物控:221 晒し場は招く
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
この
根際
(
ねぎは
)
に
膝
(
ひざ
)
をついて、
伸上
(
のびあが
)
つては
挽
(
ひ
)
き
下
(
お
)
ろし、
伸上
(
のびあが
)
つては
挽
(
ひ
)
き
下
(
お
)
ろす、
大鋸
(
おほのこぎり
)
の
齒
(
は
)
は
上下
(
うへした
)
にあらはれて、
兩手
(
りやうて
)
をかけた
與吉
(
よきち
)
の
姿
(
すがた
)
は、
鋸
(
のこぎり
)
よりも
小
(
ちひ
)
さいかのやう。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
雪凍りて
堅
(
かた
)
きゆゑ雪を
大鋸
(
おほのこぎり
)
にて(大鋸○里言に
大切
(
だいぎり
)
といふ)ひきわりてすつる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
其
(
そ
)
の
木挽
(
こびき
)
の
與吉
(
よきち
)
は、
朝
(
あさ
)
から
晩
(
ばん
)
まで、
同
(
おな
)
じことをして
木
(
き
)
を
挽
(
ひ
)
いて
居
(
ゐ
)
る、
默
(
だま
)
つて
大鋸
(
おほのこぎり
)
を
以
(
もつ
)
て
巨材
(
きよざい
)
の
許
(
もと
)
に
跪
(
ひざまづ
)
いて、そして
仰
(
あふ
)
いで
禮拜
(
らいはい
)
する
如
(
ごと
)
く、
上
(
うへ
)
から
挽
(
ひ
)
きおろし、
挽
(
ひ
)
きおろす。
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
雪凍りて
堅
(
かた
)
きゆゑ雪を
大鋸
(
おほのこぎり
)
にて(大鋸○里言に
大切
(
だいぎり
)
といふ)ひきわりてすつる。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
“大鋸”で始まる語句
大鋸屑
大鋸町