“大盤振舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおばんぶるまい85.7%
おおばんぶるま14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かずが無いので困る時には、生姜や日光蕃椒のほかに、ヤタラ味噌や煮染にしめなどを買って仲間へ大盤振舞おおばんぶるまいをするものもありました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鉄砲でやられているのと、盛んな蜚語ひごが飛んで、人々は上を下へと、よろこんだり青くなったり、そのなかを市中は、菰樽こもだるのかがみをぬいて、角々かどかどでの大盤振舞おおばんぶるまいなのだから(前章参照)
どこからそんな金が出るのか、大盤振舞おおばんぶるまいである。そんな振舞い酒を北槻中尉もありがたく頂戴ちょうだいしているふうではなかった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)