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大盤振舞
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おおばんぶるまい
ふりがな文庫
“
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)” の例文
お
菜
(
かず
)
が無いので困る時には、生姜や日光蕃椒のほかに、ヤタラ味噌や
煮染
(
にしめ
)
などを買って仲間へ
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
をするものもありました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鉄砲でやられているのと、盛んな
蜚語
(
ひご
)
が飛んで、人々は上を下へと、
悦
(
よろこ
)
んだり青くなったり、そのなかを市中は、
菰樽
(
こもだる
)
のかがみをぬいて、
角々
(
かどかど
)
での
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
なのだから(前章参照)
旧聞日本橋:21 議事堂炎上
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それで、師匠は、その一分銀の使用法を考えて、坊様が帰ってから、ちょうど時刻もお八ツ
時
(
どき
)
となったこと故(二時から三時の間)思い附きて
蕎麦
(
そば
)
の
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
をすることにしたのでありました。
幕末維新懐古談:17 猫と鼠のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
——つまり、惣花主義で会員一同に恨み越えなく行き渡るように公平なる分配を致したいと存じまして、その一万両で、そっくり
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
頂上に中の茶屋があって、そこに休んで見ると
赤飯
(
せきはん
)
がありました。その赤飯を
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
にして与力同心、仲間馬方に至るまで食いました。能登守もまたそれを
抓
(
つま
)
んで喜んで食いました。
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
先生の唯一の好敵手たる隣りの
鰡八御殿
(
ぼらはちごてん
)
の主人公が、洋行から戻って来た暁には、またぞろ百五十万両もかけて、
大盤振舞
(
おおばんぶるまい
)
をするにきまっていますから、それを見せつけられた日には
大菩薩峠:21 無明の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
盤
常用漢字
中学
部首:⽫
15画
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
舞
常用漢字
中学
部首:⾇
15画
“大盤”で始まる語句
大盤石
大盤
大盤臺