大盤振舞おおばんぶるまい)” の例文
かずが無いので困る時には、生姜や日光蕃椒のほかに、ヤタラ味噌や煮染にしめなどを買って仲間へ大盤振舞おおばんぶるまいをするものもありました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
鉄砲でやられているのと、盛んな蜚語ひごが飛んで、人々は上を下へと、よろこんだり青くなったり、そのなかを市中は、菰樽こもだるのかがみをぬいて、角々かどかどでの大盤振舞おおばんぶるまいなのだから(前章参照)
それで、師匠は、その一分銀の使用法を考えて、坊様が帰ってから、ちょうど時刻もお八ツどきとなったこと故(二時から三時の間)思い附きて蕎麦そば大盤振舞おおばんぶるまいをすることにしたのでありました。
大盤振舞おおばんぶるまい——つまり、惣花主義で会員一同に恨み越えなく行き渡るように公平なる分配を致したいと存じまして、その一万両で、そっくり
頂上に中の茶屋があって、そこに休んで見ると赤飯せきはんがありました。その赤飯を大盤振舞おおばんぶるまいにして与力同心、仲間馬方に至るまで食いました。能登守もまたそれをつまんで喜んで食いました。
先生の唯一の好敵手たる隣りの鰡八御殿ぼらはちごてんの主人公が、洋行から戻って来た暁には、またぞろ百五十万両もかけて、大盤振舞おおばんぶるまいをするにきまっていますから、それを見せつけられた日には
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)